厄よけのちまきどーですか〜?
元気な浴衣姿の子供達の声を聞きながら、祇園祭の宵山や宵々山で屏風祭りや夜店の屋台をヒヤカシているとなんの前ぶれもなく雨がざーっ、おまけに雷まで。
歩行者天国で道路にあふれていた人々が一瞬のうちにわあと散って、近場の屋根の下でしばらく雨をやり過ごす。
ちょうど祇園祭は梅雨から夏へと季節がうつる境にあるお祭りのような気がします。
提灯がたくさんともって美しい八坂神社にはたくさんの方がお参りに来られます。
中には3基のお神輿さんが奉ってあります。
16日の宵山の晩23時頃からは八坂神社で巡行の無事を祈願して長刀鉾の囃子方による奉納囃子が行われます。
太鼓方と笛方と鐘方の方達が奏でられるお囃子を聴いていると、蒸し暑い境内に涼しい風が吹いてくるような爽やかな気持ちになりました。
ちなみにこの後、日和神楽を奏でながら祇園町を練り歩き、四条烏丸の町家まで歩いて戻られます。
舞妓さんたちもたくさんお茶屋さんから外に出てきていましたよ。
祇園町に提灯のついたちいさなお神楽が行ったり来たり。不思議な光景です。
今年の梅雨はしっかりと雨が降っていたので、17日の巡行が大丈夫かな?と思っていたのですが、奉納囃子のおかげか、ピカピカのお天気で、新聞によると昨年よりも7万人多い20万人が沿道で見物されたそうです。
巡行が終わったと同時に梅雨も明けて、京都にも夏がやって来ました!